文字の大きさ 大 中 小

第2回 あおもりの農山村フォトコンテスト審査結果

 農業・農村は、食料の安定供給だけでなく、洪水や災害を防ぐ国土保全機能や、癒し・やすらぎを与える場の提供など、私たちが快適で安全・安心な生活を営むうえで大切な役割を果たしています。
 この農業・農村を将来にわたり持続させ、次世代に引き継いでいくためには、そこに住む人々の努力だけでなく、県民による幅広い理解が必要不可欠です。
 あおもり農村整備広報委員会(青森県・青森県土地改良事業団体連合会で構成)では、青森県内で撮影された美しい農山村の景観を鑑賞していただくことで、農業・農村の現状を再確認していただくとともに、「農業・農村をみんなで守る」という県民意識の向上を図ることを目的に、今回で2回目となるフォトコンテストを実施しました。
 応募テーマについて、今回は「農山村の風景部門(農山村の風景など)」、「山里の暮らし部門(人々の暮らし(農作業等)、まつりなど)」の2部門を設定し、県内の美しい農山村の魅力ある写真を昨年の12月31日まで募集したところ、農山村の風景部門が47点、山里の暮らし部門が34点の計81点にのぼる応募がありました。
 応募していただいた皆様にこの場をお借りし厚く御礼申し上げます。
 審査会は、去る1月19日、青森県土地改良会館で6名の審査委員による厳正な審査を行った結果、入賞作品は以下のとおりとなりましたのでご報告いたします。
 入賞者の皆さまおめでとうございます。
 ※入賞作品の選評は審査委員を努めた工藤弘之氏
  (東奥日報社 編集局 外勤・写真担当(兼紙面審査委員))

第2回あおもりの農山村フォトコンテスト審査会実施状況

(第2回あおもりの農山村フォトコンテスト審査会実施状況)


第2回あおもりの農山村フォトコンテスト入賞作品一覧
「農山村の風景部門」
各 賞題名(撮影場所)氏 名
最優秀賞染まる稲田(弘前市境関地区)相馬 勉
優秀賞津軽桃景(藤崎町)館山 昇
菜の花咲く風の丘(横浜町大豆田地区)西巻 敏美
入賞柿すだれ(南部町名久井地区)市川 清一
晩秋の祠(鰺ヶ沢町中村地区)小山内 雅幸
特別賞Reflection(弘前市岩木地区)対馬 慎太郎

「山里の暮らし部門」
各 賞題名(撮影場所)氏 名
最優秀賞ほっと一息(青森市新城地区)館山 昇
優秀賞豊作祈願(三戸郡南部町南部芸能伝承館)白山 健悦
ひなかざり(八戸市南郷地区)竹ヶ原 謙一郎
入賞夏休みの少女(中泊町今泉地区)三上 則昭
田植え(弘前市)山下 茂
特別賞虫送り(五所川原市相内地区)三戸 俊彦

~農山村の風景部門~

 最優秀賞「染まる稲田」 撮影者:相馬 勉

最優秀賞「染まる稲田」 撮影者:相馬勉

 (選評)夕暮れ時に赤く波打つ雲を強調して、大胆に作品に取り入れました。ただ、赤く染まっているのは空だけではありません。田んぼの稲穂も朱色に輝き、津軽平野が空も田んぼも真っ赤に燃えているようです。遠くには岩木山のシルエット。裾野に向かって太陽がゆっくりと沈んでいきます。家々に明かりがともり、夜の闇が近づく中のドラマです。津軽平野で繰り広げられる、悠久の時の流れを感じさせる作品です。

 優秀賞「津軽桃景」 撮影者:館山 昇

優秀賞「津軽桃景」 撮影者:館山昇

 (選評)リンゴ産地として有名な藤崎町に見事な桃が繁っています。遠くには残雪の岩木山。間を五能線の列車が横切っていきます。高い位置から撮影したことで、作品に奥行きが生まれました。列車の向こう側はリンゴ園でしょうか。桃、桜、リンゴと花が咲き、津軽の春は満開です。

 優秀賞「菜の花咲く風の丘」 撮影者:西巻 敏美

優秀賞「菜の花咲く風の丘」 撮影者:西巻敏美

 (選評)圧倒的なスケールで広がる黄色の菜の花の向こうには、風車が並ぶ緑の丘陵地帯、そして、ぽっかりと白い雲が浮かんだ青空が広がっています。黄、緑、青と、目にまぶしい3色のコントラストを強調し、春の日差しをたっぷりと感じさせてくれる作品です。

 入賞「柿すだれ」 撮影者:市川 清一

入賞「柿すだれ」 撮影者:市川 清一

 (選評)軒先にずらり並んだ柿のカーテンが壮観です。初めは鮮やかだったオレンジの柿が、時間の経過と共に落ち着いた色調に変わり、作品に重みと安定感が生まれました。

 入賞「晩秋の祠」 撮影者:小山内 雅幸

入賞「晩秋の祠」 撮影者:小山内雅幸

 (選評)刈り取った田んぼに突き出た緑地に、黄変したイチョウと古ぼけた建物、朱色の鳥居が並んでいます。何気なくシャッターを押したように見える1枚ですが、季節の移り変わりと時の流れをしっかりと感じさせる作品です。

 特別賞「Reflection」 撮影者:対馬 慎太郎

特別賞「Reflection」 撮影者:対馬慎太郎

 (選評)水を張った田んぼに夕日が反射して、まばゆい輝きを放っています。青、白、オレンジと3分割された空が、シルエットの岩木山を包み込み、信仰の霊山を神秘的に演出しているようです。


~山里の暮らし部門~

 最優秀賞「ほっと一息」 撮影者:館山 昇

最優秀賞「ほっと一息」 撮影者:館山昇

 (選評)二人で朝早くから田んぼの稲刈りに精を出し、ようやく半分ほどを刈り終えたところでしょうか。腰を下ろし、ほっと一息ついている時に、SLがもくもくと黒煙を上げて通過しました。手前の女性が手を振って歓迎しています。顔は見えませんが、懐かしいSLを目にし、白い帽子の下はきっと満面の笑みが広がっているはずです。田んぼの棒掛けにSLと役者がそろい、のどかな農村の暮らしがよみがえってきます。

 優秀賞「豊作祈願」 撮影者:白山 健悦

優秀賞「豊作祈願」 撮影者:白山健悦

 (選評)きらびやかな烏帽子をかぶった太夫が雪の残る大地を摺(す)る「えんぶり」。広角レンズを使い、力強い太夫の動きと囃子方がバランスよくまとまっています。えんぶりは南部地方に春を呼ぶ祭りといわれますが、抜けるような青空が厳しい冬の終わりを伝えているようです。

 優秀賞「ひなかざり」 撮影者:竹ヶ原 謙一郎

優秀賞「ひなかざり」 撮影者:竹ヶ原謙一郎

 (選評)「お内裏さま」と「お雛さま」はもちろん、三人官女や五人囃子まで、すべて農作物で作られた「農のおひなさま」です。じっとながめていると、思わず噴き出してしまいます。この作品に理屈はいりません。「♪あかりをつけましょ ♪ぼんぼりに」と童謡『うれしいひなまつり』の歌声が聞こえてきそうです。

 入賞「田植え」 撮影者:山下 茂

入賞「田植え」 撮影者:山下茂

 (選評)秀峰・岩木山に見守られ、田植えに精を出す農家の人たち。田んぼはまだ殺風景ですが、周囲では緑が濃さを増し、暖かい日差しのせいで田んぼの水もぬるんでいきます。春の訪れと津軽平野のスケールを感じる作品です。

 入賞「夏休みの少女」 撮影者:三上 則昭

入賞「夏休みの少女」 撮影者:三上則昭

 (選評)夏休みの1日を祖父母のうちで過ごそうと、やってきたのでしょうか。網を手にはにかむような少女の表情に引き込まれ、不思議な雰囲気が漂う作品です。どんな風に遊ぶのか、あれこれ想像してみたくなります。

 特別賞「虫送り」 撮影者:三戸 俊彦

特別賞「虫送り」 撮影者:三戸俊彦

 (選評)集落を練り歩いた後、高台にある神明宮に虫を担ぎ上げる場面をとらえました。相内地区は津軽地方の虫送りの原形をとどめているといわれますが、石段を登る男衆の姿から、たくましさと伝統が伝わってくるようです。

第2回 あおもりの農山村フォトコンテスト開催

趣 旨

 「あなたの大好きなあおもりをみせてください!」
今年度は、応募テーマを2部門設定。テーマに沿った写真を応募してみませんか!
 農業・農村は、食料の安定供給だけでなく、洪水や災害を防ぐ国土保全機能や、癒し・やすらぎを与える場の提供など、私たちが快適で安全・安心な生活を営むうえで大切な役割を果たしています。
 この農業・農村を将来にわたり持続させ、次世代に引き継いでいくためには、そこに住む人々の努力だけでなく、県民による幅広い理解が必要です。
 そこで、青森県内の美しい農村風景等を写し、鑑賞することで、農業・農村の現状を再確認し、「農業・農村をみんなで守る」という県民意識の向上を図ることを目的に本フォトコンテストを開催します。

応募テーマ

 「農山村の風景」部門(農山村の風景など)
 「山里の暮らし」部門(人々の暮らし(農作業等)、まつりなど)

商品等

 最優秀賞2点 3万円相当の記念品、賞状(各部門1点づつ)
 優 秀 賞 4点 1万円相当の記念品、賞状(各部門2点づつ)
 入  賞 4点 5千円相当の記念品、賞状(各部門2点づつ)
 特 別 賞 2点 1万円相当の記念品、賞状(各部門1点づつ)

2017_第2回 あおもりの農山村フォトコンテスト

応募要領

ダウンロードword形式(2017_nn_photocontest.docx/38KB)
ダウンロードPDF形式(2017_nn_photocontest.pdf/560KB)

 ※ダウンロード:右クリックで『対象をファイルに保存』してご参照下さい。

第1回 あおもりの農村フォトコンテスト審査結果

 農業・農村は、食料の安定供給だけでなく、洪水や災害を防ぐ国土保全機能や、癒し・やすらぎを与える場の提供など、私たちが快適で安全・安心な生活を営むうえで大切な役割を果たしています。
 この農業・農村を将来にわたり持続させ、次世代に引き継いでいくためには、そこに住む人々の努力だけでなく、県民による幅広い理解が必要不可欠です。
 あおもり農村整備広報委員会(青森県・青森県土地改良事業団体連合会で構成)では、青森県内で撮影された美しい農村⾵景観を鑑賞していただくことで、農業・農村の現状を再確認していただくとともに、「農業・農村をみんなで守る」という県民意識の向上を図ることを目的に本フォトコンテストを実施しました。
 応募テーマを、「農村の風景と暮らし」とし、青森県の美しい農村風景、生活の様子、伝統行事を視点にしてとらえた農山村の魅力ある写真を募集したところ、多数の応募がありました。
 応募していただいた皆様にこの場をお借りし厚く御礼申し上げます。
 審査会は、3月9日青森県土地改良会館で6名の審査委員による審査会の結果、入賞作品は以下のとおりとなりましたのでご報告いたします。
 入賞者の皆さまおめでとうございます。

第1回あおもりの農村フォトコンテスト入賞作品一覧

各 賞題名(撮影場所)氏 名
最優秀賞朝日をあびて(三戸郡田子町)清水目章司
優秀賞アシガヤ刈り(中泊町若宮)竹内恭一
若き日々(十和田市高清水~三本木農業高校)岡部哲
入賞朝もやの里(八戸市南郷)市川清一
農家の裏庭(西目屋村)三戸俊彦
収穫の喜び(弘前市)山下茂
農作業を見つめて(弘前市三和)山上義明
冬支度(青森市)本間弘樹
旧暦八月朔日の朝(弘前市)町田芳文
小川の流れる林檎園(弘前市)三上則昭
津軽平野をSL走る(南津軽郡藤崎町JR常盤駅付近)附田日出行
厳寒の水垢離(弘前市鬼沢)西巻敏美
「こんなたくさんのりんご、ボクひとりでたべきれるかな?」(黒石市)八木澤陶史
特別賞勇者の歩み(五所川原市梅田)岾谷知樹

【選評】東奥日報社 編集局 専任局次長 工藤弘之

 第1回あおもり農村フォトコンテストには県内各市町村から満遍なく作品が寄せられ、農業県としての広がりをあらためて認識させられました。題材も、農村の景観はもちろんですが、農作業や伝統行事、家族、動植物など幅広く、応募作品は計246点に上りました。審査は一次、二次、最終選考と進みましたが、上位は実力がきっ抗し、接戦となりました。

 最優秀賞「朝日をあびて」 撮影者:清水目章司

最優秀賞「朝日をあびて」 撮影者:清水目章司

 (選評)農村に夜明けが訪れ、朝日を浴びて赤く染まっています。刈り取りの終わった水田、天日干しの稲束、水車のあるかやぶき小屋と、魅力的な素材が並び、奥行きのある作品に仕上がっています。木々は色づき始め、季節は少しずつ冬へ向かっていきます。1日の始まりに、ゆったりとした時の流れを感じさせてくれる作品です。

 優秀賞「アシガヤ刈り」 撮影者:竹内恭一

優秀賞「アシガヤ刈り」 撮影者:竹内恭一司

 (選評)岩木川下流の広い河川敷で繰り広げられるアシガヤの刈り取りです。高い位置から撮影したことでアシガヤ畑のスケールが分かり、人の背丈と比べるとアシガヤの大きさを理解できます。河川敷に夕日が差し込み、朝から続いた作業もようやく終了です。

 優秀賞「若き日々」 撮影者:岡部 哲

優秀賞「若き日々」 撮影者:岡部 司

 (選評)三本木農業高校で続く伝統の全校田植えを大胆に切り取りました。生徒が横一列に並び、一心不乱に苗を植える姿は壮観です。若いエネルギーの活躍は未来へつながります。この後、泥まみれの旗取りレース「マッドフラッグ大会」が繰り広げられるのですが、既に静かな戦いが始まっているようです。

 入賞「朝もやの里」 撮影者:市川清一

入賞「朝もやの里」 撮影者:市川清一司

 (選評)朝もやに浮かぶ八戸市南郷地区。平家の落人伝説に彩られた歴史を感じさせる1枚です。

 入賞「農家の裏庭」 撮影者:三戸俊彦

入賞「農家の裏庭」 撮影者:三戸俊彦司

 (選評)咲き誇る春の花々と真っ赤な鳥居、奥には残雪の岩木山が控えていない日常の1コマですが、農家の息づかいが聞こえてきます。

 入賞「収穫の喜び」 撮影者:山下 茂

入賞「収穫の喜び」 撮影者:山下 茂

 (選評)雪のリンゴ園での収穫も終盤でしょうか。竹かごいっぱいのリンゴを抱え、安堵の表情に今年もリンゴが無事実ったと実感できます。

 入賞「農作業を見つめて」 撮影者:山上義明

入賞「農作業を見つめて」 撮影者:山上義明

 (選評)リンゴ園で暮らす1羽のフクロウ。白いリンゴの花に包まれた姿が何ともユーモラスです。

 入賞「冬支度」 撮影者:本間弘樹

入賞「冬支度」 撮影者:本間弘樹

 (選評)ダイコン、紅葉、山の冠雪…里は秋でも、山はもう本格的な冬を迎えています。手前のダイコンがどっしりと存在感があり、季節感があふれた作品です。

 入賞「旧暦八月朔日の朝」 撮影者:町田芳文

入賞「旧暦八月朔日の朝」 撮影者:町田芳文

 (選評)朝焼けに染まる空を大胆に取り入れた構図で、青々とした水田との対比が津軽平野のスケールを伝えています。

 入賞「小川の流れる林檎園」 撮影者:三上則昭

入賞「小川の流れる林檎園」 撮影者:三上則昭

 (選評)残雪の岩木山から流れ出たような小川がリンゴ園を貫き、のどかな春の訪れを告げているようです。

 入賞「津軽平野をSL走る」 撮影者:附田日出行

入賞「津軽平野をSL走る」 撮影者:附田日出行

 (選評)こうべを垂れた稲穂と、黒煙を上げる機関車、奥には岩木山がかすんでいます。“役者”がそろい、懐かしい津軽の原風景が広がっています。

 入賞「厳寒の水垢離」 撮影者:西巻敏美

入賞「厳寒の水垢離」 撮影者:西巻敏美

 (選評)覚悟を決めてタルに飛び込んだ男性と、冷たさに悲鳴を上げる左の男性。表情が対照的で、体格のいい男性はあふれた水の量まで違っています。

 入賞「こんなたくさんのりんご、ボクひとりでたべきれるかな?」 撮影者:八木澤陶史

入賞「こんなたくさんのりんご、ボクひとりでたべきれるかな?」 撮影者:八木澤陶史

 (選評)子どもがリンゴに顔をうずめ、甘酸っぱい香りを存分に吸い込んでいます。たぶん初めての収穫体験はどんな記憶に残るのでしょう。

 特別賞「勇者の歩み」 撮影者:岾谷知樹

特別賞「勇者の歩み」 撮影者:岾谷知樹

 (選評)五所川原市梅田地区の裸参りで、降りしきる雪をものともせず、福俵を担ぎ、練り歩く男衆。思わず力が入ります。「サイギ、サイギ」という勇壮な掛け声が伝わってくるようです。

第1回 あおもりの農村フォトコンテスト開催

趣 旨

 応募テーマに沿った、あなたのお気に入りの写真を応募してみませんか!
「あおもりの農村フォトコンテスト」を開催します!!
 農業・農村は、食料の安定供給だけでなく、洪水や災害を防ぐ国⼟保全機能や、癒し・やすらぎを与える場の提供など、私たちが快適で安全・安心な活動を営むうえで大切な役割を果たしています。
 この農業・農村を将来にわたり持続させ、次世代に引き継いでいくためには、そこに住む人々の努力だけでなく、県民による幅広い理解が必要です。
 そこで、青森県内の美しい農村⾵景等を写し、鑑賞することで、農業・農村の現状を再確認し、「農業・農村をみんなで守る」という県⺠意識の向上を図ることを目的に「あおもりの農村フォトコンテスト」を実施します。

応募テーマ

 「農村の風景と暮らし」
 青森県の美しい農村風景、生活の様子、伝統行事を視点にしてとらえた農山村の魅力ある写真を募集します。

商品等

 最優秀賞1点 賞状と賞金 5万円
 優秀賞2点  賞状と賞金 2万円
 入 賞10点  賞状と賞金 5千円
 特別賞1点  賞状と賞金 1万円

2016_あおもりの農村フォトコンテスト